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市販の薬と動物病院の薬の違いは?滴下タイプ(スポットオン)ノミ・マダニ・蚊のお薬比較
市販の薬と動物病院の薬の違い
市販の薬と動物病院の薬には、以下の3つの主な違いがあります。
- 販売方法
市販の薬は、薬局やドラッグストアなどで手軽に購入できます。一方、動物病院の薬は、獣医師の診察を受け、処方箋をもらってから購入できます。一般的に価格は動物病院で処方される薬の方が高いです。
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- 成分
市販薬と処方される薬では成分が全く異なります。
- 効果
市販薬(動物用医薬部外品)は、虫を寄せ付けないようにすることが主な目的で作用が緩和です。
処方薬(指定医薬品, 要指示医薬品)は、効果の持続性と安全性がより厳密に検証されています。
市販薬:動物用医薬部外品
効能・効果が認められた成分は配合されていますが、どちらかというと予防に重点を置かれたもの。
作用が緩やかであり、一部のシャンプーやデンタルケア製品などがある。
処方薬:指定医薬品
動物用医薬品等取締規則第115条の2に規定された別表第1に掲載されている医薬品で、作用が比較的強いもの、使用方法や注意事項を十分に理解しないと危険なもの。
処方薬:要指示医薬品
獣医師自身が使用・処方するか、獣医師の診察を受けた上で獣医師が発行する“処方箋”や“指示書”が必要。
滴下タイプ(スポットオン)ノミ・マダニ・蚊のお薬比較
日経メディカル処方薬事典
Nippon Nogeikagaku Kaishi Vol. 77, No. 8, pp. 730~735, 2003
ノミやダニの寄生では、少数だったとしても1匹の成虫が1日あたり20〜50個の卵を産むと言われています。完全に駆除できていない場合すぐに大量に繁殖してしまうため動物病院で処方されるお薬で確実に駆除することをお勧めします。
なお、市販の薬を使用する場合でも、ペットの様子をよく確認し異常が見られれば早めに動物病院に相談しましょう。
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