犬と猫フロントラインとレボリューションの違い。ノミ・マダニに効果的なお薬はどっち？
ペットのノミ・マダニ予防薬には、さまざまな種類があります。その中でも、フロントラインとレボリューションは、よく知られている代表的な薬です。
犬用のフロントラインとレボリューションの違い
フロントラインとレボリューションの大きな違いは以下のとおりです。
マダニ駆除が目的
⇒「フロントラインプラス ドッグ」
薬剤はほとんど血中に入らず体表に留まります。
フィラリア予防・ミミヒゼンダニ駆除が目的
⇒「レボリューション12％又は6％（体重による）」
薬剤は素早く吸収されて、血液中に入ります。
| 製品名 | フロントラインプラス ドッグ | レボリューション12％ レボリューション6％ |
|---|---|---|
| 有効成分 | フィプロニル100.0mg/1mL中 （S）－メトプレン90.0mg/1mL中 | 12％：セラメクチン 120.00mg/1mL中 6％：セラメクチン 60.00mg/1mL中 |
| 効果 | ノミ、マダニ、シラミ及びハジラミの駆除 ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防 ノミに対し1～3ヵ月間、マダニに対し約1ヶ月間新規の寄生を防御 | フィラリア寄生予防、ノミ成虫の駆除 ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除 1ヵ月間隔で1回投与する。 |
| 使用制限 | 8週齢以上。体重制限なし。 本剤使用後1日間は、水浴あるいはシャンプーを控えることが望ましい。 | 12％：6週齢未満、体重2.5kg未満はNG。 6％：6週齢未満はNG。体重制限なし。 投与後2時間以内は水浴び等をさせないこと。 |
| 副作用 | 一過性の過敏症（投与部位の刺激によるそう痒、発赤、脱色、脱毛）が起こることがある。 | 一過性の元気消失あるいは軽度な掻痒感（かゆみ）がみられることがある。 |
| 販売 | Amazon、楽天市場等国内一般販売有 （動物用医薬品店舗販売業許可の取得店舗） | 動物病院の処方 又は個人輸入代行 |
価格比較表（一例）
| 品名 | フロントラインプラス ドッグ | レボリューション 12％ | レボリューション 6％ |
|---|---|---|---|
| 超小型 （～小型） | 【2～10kg未満】 3,610円 3本/箱 1本あたり 1,203円 | レボリューション30mg 【2.6～5kg】 4,732円 3本/箱 1本あたり 1,577円 | レボリューション15mg 【2.5kg以下（犬・猫）】 4,495円 3本/箱 1本あたり 1,498円 |
| 小型 | ― | レボリューション60mg 【5.1〜10kg】 5,415円 3本/箱 1本あたり 1,805円 | ― |
| 中型 | 【10～20kg未満】 6,608円 6本/箱 1本あたり 1,101円 | レボリューション120mg 【10.1〜20kg】 5,961円 3本/箱 1本あたり 1,987円 | ― |
| 大型 | 【20～40kg未満】 6,916円 6本/箱 1本あたり 1,153円 | レボリューション240mg 【20.1〜40kg】 6,340円 3本/箱 1本あたり 2,113円 | ― |
| 超大型 | 【40～60kg未満】 8,828円 6本/箱 1本あたり 1,471円 | ― | ― |
マダニもフィラリアも駆除したい場合はこちらの記事へ
⇒ 犬用ノミ・マダニ・フィラリア全てに効くお薬。ネクスガードスペクトラ、クレデリオプラス錠、パノラミス錠の違い
猫用のフロントラインとレボリューションの違い
フロントラインとレボリューションの主な違いは、以下のとおりです。
マダニ駆除が目的
⇒「フロントラインプラス キャット」
フィラリア予防・ミミヒゼンダニ駆除が目的
⇒「レボリューション6％」
マダニ駆除・フィラリア予防・ミミヒゼンダニ駆除、全てが目的
⇒「レボリューションプラス」
オールマイティーに効果があるのは「レボリューションプラス」です。
| 製品名 | フロントラインプラス キャット | レボリューション6％ レボリューションプラス |
|---|---|---|
| 有効成分 | フィプロニル100.0mg／1mL中 （S）－メトプレン120.0mg／1mL中 | 6％：セラメクチン60.00mg/1mL中 プラス：セラメクチン60.0mg/1mL中 サロネラル10.0mg/1mL中 |
| 効果 | ノミ、マダニ及びハジラミの駆除 ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防 ノミに対し1～1.5ヵ月間、マダニに対し約3週間新規の寄生を防御 本剤の最短投与期間は４週間 | フィラリア寄生予防、ノミ成虫の駆除 ノミ卵の孵化阻害及び殺幼虫作用によるノミ寄生予防、ミミヒゼンダニの駆除、回虫の駆除 （プラスのみマダニ・鉤虫の駆除も可） 1ヵ月間隔で1回投与する。 |
| 使用制限 | 8週齢以上。体重制限なし。 本剤使用後1日間は、水浴あるいはシャンプーを控えることが望ましい。 衰弱、高齢、妊娠中あるいは授乳中の猫に対する投与については獣医師と相談。 | プラス：8週齢未満、体重1.3kg未満、交配予定及び妊娠・授乳中のには使用しないこと。 6％：6週齢未満はNG。体重制限なし。 投与後2時間以内は水浴び等をさせないこと。 |
| 副作用 | 一過性の過敏症（投与部位の刺激によるそう痒、発赤、脱色、脱毛）が起こることがある。 | プラス：投与部位における掻痒及び脱毛、紅斑、流涎が一過性にみられることがある。 6％：一過性の元気消失あるいは軽度な掻痒感（かゆみ）がみられることがある。 |
| 販売 | Amazon、楽天市場等国内一般販売有 （動物用医薬品店舗販売業許可の取得店舗） | 動物病院の処方 又は個人輸入代行 |
価格比較表（一例）
| 品名 | フロントラインプラス キャット | レボリューション プラス | レボリューション 6％ |
|---|---|---|---|
| 小型 | 【体重制限なし】 7,519円 6本/箱 1本あたり 1,253円 | 【1.3～2.5kg未満】 5,033円 3本/箱 1本あたり 1,678円 | レボリューション15mg 【2.5kg以下（犬・猫）】 4,495円 3本/箱 1本あたり 1,498円 |
| 中型 | ― | 【2.5～5kg未満】 5,540円 3本/箱 1本あたり 1,847円 | レボリューション45mg 【2.6～7.5kg以下（猫）】 4,938円 3本/箱 1本あたり 1,646円 |
| 大型 | ― | 【5～10kg未満】 6,319円 3本/箱 1本あたり 2,106円 | ― |
注意：フィラリア予防薬のレボリューションは「要指示医薬品」のため個人輸入の場合も、獣医師が発行する“処方箋”や“指示書”が必要です。
下記記事ご確認ください↓↓↓↓
【個人輸入】ペットの薬「医薬品」「サプリメント」等、通販(輸入代行)で購入する際の注意点
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ノミ・マダニに効果的なお薬はどっち？
レボリューションはマダニに効果がありません。マダニ駆除と言う事ならフロントラインプラスになります。フィラリア予防が必要のない蚊の現れない季節に有効です。
フロントライン注意が必要な点
効能効果では「マダニの駆除」となっていますが、説明書内では、『マダニに対し約１ヶ月間新規の寄生を防御することができる。』と記載されており、寄生された場合は直ちに動物病院へ行きましょう。無理に引き剝がすとくちばしが残り、取ることが出来なくなってしまうためしてはいけません。人間がさされた場合も同様に注意が必要です。
たれミミの犬猫におすすめのレボリューション
レボリューション12％（犬）・6％（犬・猫）は、マダニの駆除が出来ませんが、たれミミの犬猫に多く寄生するミミヒゼンダニの駆除に有効です。
レボリューションプラスは猫のお薬で、ノミ・マダニの駆除に加えて、フィラリア症の予防、耳ダニの駆除、ミミヒゼンダニの駆除にも効果があるため、より幅広い予防効果を求めている飼い主さんにおすすめです。
どのお薬が合っているかはペットの種類や状態など、動物病院で相談するのがよいでしょう。
フィラリア予防薬使用時の注意：投与の期間が空いている場合、必ず動物病院でフィラリア検査をして陰性であることを確認しましょう。感染時に薬を服用するとショックにより突然死につながる恐れがあるためです。
フロントラインは大手通販サイトでも購入することも出来ます。
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