当サイトにはプロモーションが含まれています

外耳炎予防「エピオティック」と「ノルバサンオチック」耳洗浄液(イヤークリーナー)はどっちが良い?

外耳炎予防「エピオティック」と「ノルバサンオチック」耳洗浄液(イヤークリーナー)はどっちが良い?

耳が垂れ下がっている犬種や猫種は耳が蒸れやすいため、外耳炎になりやすいとされています。通常耳には自浄作用があるためお手入れは必須ではありませんが、アトピーやあぶら症、垂れ耳等、耳垢がたまりやすいペットでは、耳を定期的にチェックしお掃除してあげましょう。

※炎症や痛みが表れている場合は、医師の指示のもとイヤークリーナーを使用しましょう。

ミミのケアとして動物病院等で多く使用されている「エピオティック」と「ノルバサンオチック」の2種類の耳洗浄液を比較しました。ご参考下さい。

エピオティック:アルコールが含まれていません。アルコールフリーの耳洗浄液は、一般的に低刺激なので日常のケアとしておすすめです。

ノルバサンオチック:消毒作用があることで知られるイソプロピルアルコールが含まれおり油っぽい汚れに有効な洗浄液です。

比較表

製品名エピオティックノルバサンオチック
内容量125mL・250mL118mL・473mL
主成分・サリチル酸
・ドキュセートナトリウム
・PCMX・EDTA・単糖類
・ボルド葉抽出エキス
・セイヨウナツユキソウ抽出エキス
・精製水
・ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル
・プロピレングリコール
・イソプロピルアルコール
原産国フランスアメリカ
特長中性
アルコールフリー
弱酸性~中性タイプ
アルコールを含む
価格125mL:2,773円
250mL:4,518円
118mL:2,009円
473mL:3,991円
引用元:各メーカーサイト、価格は2024/1/19現在 Amazon

エピオティック:中性・アルコールフリー(低刺激)

定期的な耳掃除、耳が赤くなっていたり、小さなひっかき傷がある場合などにも使用可。
※ひどい時は迷わず動物病院へ行きましょう。

ノルバサンオチック:弱酸性~中性タイプ

耳の汚れが重くて油っぽい、耳に外傷等の異常がない場合等。アルコールを含むクリーナーなので洗浄力が高く油性物質を溶解する効果があります。
※アルコールを使用していますので目などに入らないよう注意が必要です。
※耳掃除の方法や使用する解決策がわからない場合は、獣医師に相談しましょう。

どちらも基本的な使用方法は同じですが、ペットが頭を振り液体が飛び散りますので、お風呂場や屋外での使用をお勧めします。

※鼓膜に損傷がある場合には使用しないでください。

「エピオティック」「ノルバサンオチック」使い方

1. 耳の状態を確認し、大きな傷や異常がないことを確認しましょう。

2. 耳を持ち、中に耳洗浄液を見えるくらいまで垂らします。

3. 耳の付け根軟骨部分を優しくマッサージし、洗浄液が耳の中を均一に行き渡るようにします。

 鼓膜に負荷がかからないように穴の外側に向かって優しく揉んでください。
 ※強く力を入れないよう注意。

4. ペットが頭を振ることで、余分な洗浄液と耳垢が外に出ます。
 ※飛び散りますのである程度コットン等で吸い取ると良いでしょう。また、汚れても良い服、
  お風呂場や外で洗浄しましょう。特にノルバサンオチックは強めのお薬なので注意!

5. ソフトなコットンなどを使って、外に出た汚れを優しく拭き取ります。
 ※強くこすらない事。

参考動画:エピオティック使い方

犬や猫の耳はL字型をしており、飼い主が耳に指を入れても鼓膜には届かないため、安心してケアできますが、綿棒による耳処置も外耳炎の引き金となることがありますので注意しましょう。

症状を繰り返す場合はアトピー性皮膚炎やアレルギーの可能性

外耳炎の原因としてアトピー性皮膚炎やアレルギーも考えられます。かゆみが強い、赤みがひどい、薬をやめても症状が繰り返す場合は、アレルギーの可能性が高いです。アレルギーによる外耳炎が疑われる場合は、アレルギーの出ない食事への変更を検討し、専門家のアドバイスを求めることが重要です。

外耳炎の直接的な原因となるものが原発因子である。これには寄生虫、異物、腫瘍、基礎疾患が挙げられる。基礎疾患にはアレルギー性皮膚疾患(食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、接触性アレルギー)、自己免疫性疾患、角化異常症、内分泌疾患などが含まれる。中でも食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、角化異常症は慢性経過をたどる疾患であることから、長期間の経過を持つ外耳炎の症例では特にその存在を疑う必要があるだろう。

引用:犬の外耳炎とアレルギー性疾患(日本の学術出版物のためのプラットフォーム J-STAGE)

黒くパサパサした耳垢がある場合

耳を痒がったりコーヒーかすの様な黒いパサパサした耳垢がある場合は、ミミヒゼンダニ(耳だに)が原因の耳疥癬(みみかいせん)かもしれません。

ミミヒゼンダニに有効なスポットタイプお薬

スポットタイプ(肩甲骨間の被毛を分け、容器の先端を皮膚に付けて全量を滴下する)のマダニに効くお薬は大手量販店や、動物病院で購入できるものがありますが、ミミヒゼンダニには効かないものが多くあります。

ミミヒゼンダニをスポットタイプで駆除又は予防したい場合は下記記事をお読みください。

 ⇒ 「レボリューションプラス」「レボリューション12%・6%」の違いと「ストロングホールド」とは

また、黒い耳垢が大量であったり、黄色っぽい、ベタベタしている、または強い匂いがする場合は、早急に獣医師の診察を受けることが推奨されています。早期の対応は、より深刻な健康問題への進行を防ぐために重要です。